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ふくやまっこ家族の会 活動レポート

福山幸夫先生お別れ会のご報告

10/4(土)、4家族5人で、福山幸夫先生のお別れ会に参加させていただき、ふくやまっこ家族皆の感謝の気持ちをお伝えしてきました。

 

東京女子医科大学小児科同門会主催、発起人代表は大澤眞木子先生でした。
8人のお医者様と、てんかん協会会長・筋ジストロフィー協会の会長が弔辞を読まれました。

福山先生は、早くから小児神経科の必要性を認識し、日本に小児神経という分野そのものと、学会を創設してくださった方だったそうです。差別や偏見の対象であったてんかんの研究でも第一人者で、東大でてんかん外来を開設したり、「小児てんかんの子どもを持つ親の会」(後の公益社団法人日本てんかん協会の母体の一つ)の生みの親でもあるとのこと。

そして、福山型の研究初期の話もありました。
下志津病院(千葉の筋ジス病棟)に入所している小児患者の中に、デュシェンヌ型の子たちに混ざって、一度も歩いたことのない子たちがいる、その子たちは知的発達遅滞もある、ということに着目。

まだMRIなんてない時代、一緒に研究されていた先生(弔辞を読まれた先生)が「知的発達遅滞があるなら、脳性麻痺など脳に原因があると説明できるのでは?」と主張されたのに対し、長時間の議論で福山先生が「これは筋ジストロフィーである」とおっしゃり、研究してくださり、福山型の発見に至った・・・ということだそうです。

 

天才なのに努力の人、後進たちに努力の必要性を身を持って伝えられた、毎日夜中まで仕事をされていた、先生が自説を曲げなかったために命が助かるようになった疾患がある、甘いものが好きだった、、、というような話がたくさんあり、国内外の小児神経の先生方に敬愛されていたのがよくわかりました。

そして、こんな偉大な先生に目を付けてもらえたふくやまっこは、本当にラッキーだったんだなと感じました。
お別れ会の後の懇談会の場に福山先生の奥様もいらしたので、一言ですが皆で感謝の気持ちをお伝えしてきました。

先生が最後まで楽しみにしてくださっていた治療薬の開発が、今後も順調に進むように、どうか先生、見守っていてください。
福山先生、本当にありがとうございました。

以上、ふぶきからの報告でした。